2024年12月17日火曜日

からだ先生の活動報告:保育園での「すって、はいて」のお話会

 からだフシギの会員でからだ先生でもある中村さんから、保育園でお話会を行ったご報告がとどきました。お話会をやってみたい♪と思われる方々に、概要が分かる形でご報告いただいています。ぜひ、参考にしてみてください。

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お話会の概要は以下の通りです。

・お話会の時間:40分間(午前中)
・からだ先生の人数:3名
・からだ先生以外の大人の人数:2名
・参加した子どもの年齢:4-5歳
・参加した子どもの人数:29人
・使った教材:紙芝居とからだTシャツ

<40分間のプログラムの流れ>
・導入
・紙芝居「すってはいて」
・復習のクイズ

<やってみて一言>
子どもたちに投げかけたり、一緒に深呼吸したり、呼吸を感じてもらったり、クイズやワークで復習したことで、集中していました。投げかけると知っていることを言葉にしていました。よく知っている子が多かったです。



2024年11月29日金曜日

からだ先生の活動報告:逗子図書館でお話会が行われました!

みなさま、こんにちは。NPO法人からだフシギです。

逗子図書館のからだ先生の方から、お話会をやりましたととても詳しいご報告とお写真をいただきました!こうやって各地で子どもに体のことを伝える活動が広がるといいなと思っています。

ご報告くださった逗子図書館のみなさま、どうもありがとうございました!

【ここからご報告】

当日の様子をお伝えします。

 

【時間構成】
10:30 はじめの挨拶、注意事項、NPO法人からだフシギ紹介
10:32 手遊び♪ごんべさんのあかちゃんがかぜひいた *1
10:35 紙芝居「わたしのからだ3  すってはいて」―呼吸器系―
10:41 鼻毛模型による実演  *2
10:45 手遊び♪ひとつとひとつでどんな音
10:48 紙芝居「わたしのからだ5  ちとしんぞう」―循環器系―
10:55 実験:心臓の音を聞いてみよう  *3
11:05 からだTシャツをみてみよう
11:15 おわりの挨拶、アンケートの配布と回収



特に*1~3について、実施してみて気づいたことをご参考までお伝えします。


*1 手遊び♪ごんべさんのあかちゃんがかぜひいた~
 この手遊びは、私の世代は誰でも知っている定番とのイメージだったのですが、今回参加の保護者世代では、

ご存じない方もいたようでした。実は、事前に図書館職員(40代)と打合せをしているとき、「風邪をひいた子どもに、見当違いの治療法である湿布をしてしまったごんべさん、というオチなんですよね?」と聞かれてびっくり。風邪をひいたときに民間療法として湿布をすることが、そもそも知られていないのかと思いました。講座の中で、「今どきは皆さん病院にいったり、市販薬で様子を見たり、という対応をするかもしれませんが、この手遊びは、民間療法をもとにした内容なんですよ。」と話したところ、「へぇー」という反応でした。(私自身も子どもの頃、湿布をしてもらった記憶はないですけど)

*2 鼻毛模型による実演

 
 『からだの知識は5歳から! 第2版』を参考に鼻毛模型を作ってみました。細幅の両面テープを
貼った鼻の孔めがけて、ゴミやばい菌を模した薄紙の小片を吹きつけ、鼻毛(両面テープ)の働きを実演しました。この模型はなかなかの力作だったので、ご紹介します。
材料:ポリスチレン製 直径15センチのどんぶり 2個、紙製こよりひも
30~50本、幅の細い両面テープ、薄紙、黒マジック、画用紙、
ボール紙、のり、テープ、目打ち、カッター他
①どんぶりの底から高さ3センチ程度を切り抜き、リング状にする
。内側を黒マジックで塗りつぶす。
②①のリングの縁に目打ちで等間隔の穴をあけ、こよりひもを内側
で放射状になるように差していく。リングの縁より長い部分を切る
③②を2個作り、画用紙とボール紙で鼻の形にする。
④薄紙を5ミリ角に切る。
⑤実演直前に、鼻の孔の入り口に、放射状に両面テープを貼る。接
着面を外側に向ける。
***鼻の孔に向けて薄紙片を吹きつけたり、うちわであおいだり
して、入り口の両面テープでキャッチされれば成功。薄紙片をあたりにまき散らしてしまったので、実演後の片づけが大変でしたが、参加した子どもたちも手伝ってくれました。

 


 


*3 心臓の音をきいてみよう
 三種類の実験をしました。
①子どもが大人の胸や背中に耳をつけて、心臓の音を聞いてみまし
ょう。
②大人に自分(子ども)の心臓の音を聞いてもらいましょう。
③自分(大人と子ども)の心臓の拍動を、自分で感じてみましょう
。(手首の内側を耳に押し付けたり、脈をはかったり)
心臓の音をきいてみようは、特にやってみたい企画でした。『日本
伝承のあそび読本 限定復刻』加古里子/著
福音館書店(2014刊、初版1967)に「おとうさんの胸の音
」という項があります。おそらく加古里子さんご本人と、膝の上の幼い娘さんが笑顔で写っている写真が添えられ、「おとうさんの胸の音を聞いてみましょう~」と紹介しています。
①と②は、くすぐったがったり、ふざけて逃げ回ったりと大騒ぎで
したが、「静かにしないと聞こえないよ」といったところ、次第に落ち着いてきました。いつの間にか、それぞれの親子が小さく抱き合ってじっと耳を澄ましている様子には心を打たれるものがありました。③については子どもには難しかったようでしたが、大人は真剣な面持ちで取り組んでいました。
もしかしたら、妊娠中に胎児の心音を聞いたことがある方、拍動し
ている超音波画像(最近は3Dのカラーとか)をご覧になった方もあるのではないでしょうか?と呼びかけたところ、ほとんどの方がうなずいていました。画像や音源を保存しています、という声も。思わず「あの拍動がずっと休みなく続いていて、これからも続いていくんですね、命って本当にかけがえのないものですね。」と語ってしまいました。


 

2024年11月10日日曜日

11月9日(土)に「からだ先生」研修会をオンラインでおこないました。

みなさま、こんにちは。NPO法人からだフシギは、今年度4回目となるからだ先生研修会をオンラインで行いました。

  

今回はサークル活動の中で読み聞かせを行っている大学生、司書の方や、保育園で働く看護師や保育士という多彩な方々の集まりとなりました。

今回は読み聞かせなどの活動をされていて、その幅を広げたいという動機で研修会に参加された方が多かったです。プライベートゾーンについての幼児への教育を検討されている方もいました。

  


「からだフシギ」をキーワードとして、それぞれが工夫・検討していることを語り合う良い機会となりました。

 

実際に「からだフシギ」の絵本を読み聞かせしていただく際に、同じ絵本を二人の方に読んでいただいたところ、それぞれに語り口が異なり、子どもたちの気持ちをつかむ魅力的な話し方にはいろいろな可能性があることに気づかされました。

 


研修会に参加して「からだ先生」となられた方には、からだのお話し会を開催してください。

  


その様子をお知らせいただき、皆さんで共有できる仕組みを充実していきたいと思います。
 

 

より多くの方が「からだ先生」として、一緒に活動してくださることを楽しみにしています。
 

参加してくださった皆様、ありがとうございました。

2024年10月17日木曜日

放課後子供教室 【自分の身体のことについて知ろう】

 

NPOからだフシギ からだ先生として、上尾市教育委員会生涯学習課から依頼をいただき「原市公民館 放課後子供教室」で 【自分の身体のことについて知ろう】を担当しました。

 

   9月19日(木)3-6年生 13

【脳と神経】 【血と心臓】について、NPOからだフシギ作成の紙芝居、クイズ、塗り絵をした後に、聴診器で身体の音を聞いてみよう・脈拍を数えてみようを体験しました。

「心臓の4つの部屋と血の流れ方」塗り絵をしています。集中して取り組みました。


こどもたちは、楽しかった、体のことがわかってよかったと言っていました。特に、体験的に聴診器で体の音を聞いたり・脈を確認するのは、楽しかったようです。真剣に集中していました。

ジャンプを10回した後、脈拍がどうなるか調べて、「早くなった!」と感動していました。

 

    9月24日(火)12年生 16名 

【骨と筋肉】 【食べた物のとおりみち】について、NPOからだフシギ作成の紙芝居、クイズと塗り絵、骨はどこにあるかな? 自分の体をさわってたしかめてみようと、自分のうんちはいつ、どんなのが出たかな?を調べました。 

こどもたちはとても楽しんで取り組み、紙芝居、クイズ、塗り絵、うんちの話、が楽しかったといってくれました。うんちチェックは、いつでたか・どんなうんちかわからない子、便秘傾向の子もいたので、たべたものの通りみちと合わせて、学ぶのは効果があると思いました。

 

「はじまるよ」の手遊びで始めました


自分の体の骨の位置を絵で示してくれています。「そこは胸骨だね!」


こどもたちは自分の体にとても関心があり、しっかり学べることを改めて確認しました。元気でいるためにも自分の体のことを楽しく知るのは、とても大事なことですね!

上尾市教育委員会生涯学習課、原市公民館放課後子供教室の皆様、ありがとうございました.

担当:NPOからだフシギ からだ先生 添田、星加

2024年9月15日日曜日

からだのお話会ワークショップを開催しました

 昨年初めて行ったからだフシギのワークショップを、今年も行いました。

目的は、からだのお話会を行ってみたい方に対して、子どもが体を学ぶための教材や取り組みを紹介する紹介することです。

 

ワークショップの最初は、添田さんと原山さんによるミニお話会から始まりました。来場者の皆様を前に、いつもどおり手遊びから始まりました。



 二人の息もぴったり


ミニお話会で行ったのは、「たべたもののとおりみち」と「のうとしんけい」のはなし。親御さんと一緒に参加してくれたお子さん達も、一生懸命、質問に答えながらお話会に参加してくれました。


 

そしてミニお話会が2つ終わった後は、各ブースを自由に見ていただく時間に。

 

こちらは、骨と筋肉のブース。小さながいこつがいたり、着るとがいこつになれるスーツがあったり、また腕の筋肉の曲げ伸ばしが分かる模型づくりにもチャレンジしました。

 

 

こちらは定番となった「泌尿器系」のおしっこ見本のコーナー。色んな色のおしっこや、おしっこの1日量がイメージできる手作り教材を紹介しています。

 

こちらは今回初挑戦の「肝臓と膵臓」の、肝臓のおもちゃ。肝臓が栄養を分解したり、蓄積したりするのをイメージできるようなおもちゃを開発しました。あと、肝臓(1000グラム)を実際に持ち上げてみる体験も。

 

こちらは、「脳と神経」のコーナー。これは、耳から入った信号が神経を伝わって脳へ届き、脳から指令が出されて筋肉が動くというのをみんなで体験するゲーム用の名札です。ミニお話会で紙芝居の後にこのゲームを行ったときは大成功で、会場から拍手が上がりました。

 

今回は他にも、循環器系や呼吸器系、消化器系、生殖器系があり、8系統すべてのブースが揃いました。


 

参加して下さった方から、実際にミニお話会に参加して、その後、ひとつひとつのブースを見たことで、自分でもお話会をやるとしたらこうやろうかな…と具体的なイメージが出来たと言って頂き、とても嬉しい思いです。

暑い中、ご参加頂いた皆様本当にありがとうございました!